間食の頻度と虫歯の関係性について

投稿日:2021年1月22日

カテゴリ:スタッフブログ

新年明けましておめでとうございます。歯科衛生士の寺下です。
 
連日厳しい寒さが続きますね。皆様いかがお過ごしでしょうか。
コロナ禍の状況が続き、緊急事態宣言が再発令されている今、
より一層体調管理に気を付けたいものですね。
 
さて、昨年から自粛が続いている影響によりお家で過ごす時間も
長いことと思います。お家にいる時間が増えることで、間食の
頻度が増えてしまったという方もいるのではないでしょうか。
 
今回は間食の頻度と虫歯の関係性についてお話しします。

歯の表層エナメル質は酸に弱い組織です。
お口の中はお食事をすると酸性に傾いてしまい虫歯に
かかりやすい環境になりますが、その後唾液などの作用により
時間をかけてお口の中を中性に戻し、エナメル質を強く
戻そうとする再石灰化が起こります。

しかし、間食の頻度が多かったりダラダラと長時間食事を
することによって、お口の中は常に酸性に傾いた状態が続き、
歯が酸にさらされる時間が長くなります。

乾燥を予防するためにずっと飴をなめていたり、糖分入りの飲み物を
ずっと飲んでいたりすることもこの状態に当てはまります。

食事の間隔をしっかりと空けたり、飲み物もお茶やお水などなるべく
糖分が多く含まれている飲み物は常飲しないように心がけましょう。
 
新型コロナウイルス感染拡大後、歯科医院の受診控えによって虫歯や
歯周病の重症化が急増しているという報告があります。

新型コロナウイルスへの感染を恐れるあまり、本来定期受診などで
守れたであろうお口の中の健康が損なわれてしまうことはとても
残念なことです。

お口の中の健康を自己判断するのではなく、異常を感じた際は
なるべく早い受診をおすすめします。

戸田公園 予防歯科を中心に、審美、入れ歯、インプラントの先進医療まで
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