歯の着色について

投稿日:2020年2月7日

カテゴリ:スタッフブログ

こんにちは。歯科衛生士のたじまです。
あっという間に新しい年が始まって1か月がたちますね。
様々な感染症が流行っていて健康管理の大切さを日々感じています。

歯磨きをしてインフルエンザの予防をしましょう!とのことでしたが
その他にも予防方法がいろいろあります。

緑茶を飲む、うがい薬を使う、手洗いをする、十分な睡眠をとる、など
皆さん行っているのではないのでしょうか。

お茶をよく飲むようになったら、歯が黄ばんできたり、着色したりと
新たな悩みも出てしまいます。
そこで今回は着色についてお話ししたいと思います。

歯の表面についてしまう着色には種類があります。

先程あげた緑茶には「タンニン」という物質が含まれていて、
色素が葉に沈着してしまいます。緑茶だけでなく、紅茶やコーヒー
ココアやチョコレートも同じです。

赤ワインやタバコも着色の原因として思い浮かぶ方も多いと思います。
実はそれら色の濃い物だけでなく着色してしまう食品もあるのです。

柑橘類は酸性の食べ物なので歯の表面の「ペクリル」という保護膜を
とかしてしまい、その後すぐに色のついた物を口にすると歯に
つきやすくなってしまいます。

同じような働きをする食べ物としてバナナやほうれん草があります。
これらには「シュウ酸」が含まれています。また大豆製品の
「イソフラボン」も色素を沈着されてしまうそうです。

体に良い食べ物にも歯を着色させてしまうという面もあるので摂取の仕方
には気をつけていただきたいですね。

ただし、これらの着色は、自宅でも歯磨剤で薄くする事ができます。
歯磨剤には研磨剤が含まれているので歯にキズを作ってしまうという
デメリットもあります。

表面についた着色を綺麗に落とすためには歯科医院で専門的な
クリーニングを受ける事をおすすめします。歯石をとったり、PMTC
と言って、表面をキズつけずに機械的に磨く方法で、ダメージ少なく
クリーニングできます。

歯の中まで色が入って黄ばんでしまった場合は「ホワイトニング」と
いう方法もあります。

当医院のホワイトニングはポリリン酸のジェルを使用して
レーザーホワイトニングを行っています。
こちらも歯へのダメージはほとんどなく白く綺麗な歯の色を
取り戻すことができます。

歯の変色の原因として、抗生物質の影響によって起こるものもあります。
テトラサイクリン系のお薬は体の硬組織に対して影響を及ぼす副作用が
あると言われています。

また、年齢の変化ではが黄ばんで見えることがあります。これは歯の表面の
エナメル質が摩耗し、薄くなることで内側の象牙質がより透けて見えやすく
なるためです。

この2つの変色はクリーニングでは改善されず、ホワイトニングや被せ物を
する、などの治療で治すことができます。
虫歯や歯周病の治療のためだけでなく歯を綺麗に保つためにも、健康管理の
一環として歯科医院を受診しましょう。

戸田公園 予防歯科を中心に、審美、入れ歯、インプラントの先進医療まで
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