ウィルス対策とお口のケアの重要性

投稿日:2022年2月4日

カテゴリ:スタッフブログ

こんにちは歯科医師の鈴木です。
現在、新型コロナウイルス感染第6波が猛威をふるっています。
これに伴い歯科治療、定期健診を控えている方も多いのではないでしょうか。

当院ではスタッフ並びに患者さまに触れる器具に対してしっかりとした
感染対策をしております。また、治療の際に舞う切削物やエアロゾルに
対しても対策しております。

定期検診はお口の二大トラブルであるむし歯や歯周病の重症化を予防する
だけでなく、お口の中を清潔に保つことで新型コロナウイルスの感染予防
につながります。

ここで日本歯科医学会連合ホームページの内容を紹介します。

・ウイルス感染は、鼻と目と口から起こります。インフルエンザウイルスの
 場合、お口が不潔だと、口に入ってきたウイルスに感染しやすくなります。
 お口を清潔にし、健康に保つことはウイルス感染の水際対策なのです。

 お口に住んでいる細菌の出すタンパク分解酵素、特に歯周病菌のものは、
 ウイルスが粘膜細胞に侵入することを促進します。

・ウイルス感染対策に有効なのは、体の免疫力を低下させないことです。
 お口の細菌が食道、胃を通って腸内にたどり着き、腸内細菌のバランスを
 乱して全身疾患発症の原因になることが分かってきました。
 
 特に歯周病の方は多くの細菌が腸に送られるため、全身の免疫力が
 低下するリスクがあります。

・中高年になると誤嚥といって、食べ物や唾液が気管に入ってしまうこと
 があります。お口が不潔だと、この時多くの細菌が気管に入って
 肺まで至り、誤嚥性肺炎という肺炎を起こしてしまいます。
 誤嚥のリスクの高い方は、ウイルス性肺炎のリスクも高まります。

・ウイルス感染は、お口の汚れから始まるという可能性が高いことが
 わかってます。今後さらに検証が進むと、コロナウイルス感染の
 予防には口腔衛生管理が重要であることがはっきりとするでしょう。

手洗いうがいに加え、お口のセルフケア(丁寧な歯磨き)と
プロフェッショナルケア(歯科医院での専門的なクリーニング)を心掛けて下さい。

安心して治療や定期検診を受けていただき、お口の健康と
新型コロナウイルス感染症対策を行ってください。

戸田公園 予防歯科を中心に、審美、入れ歯、インプラントの先進医療まで
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