ウィルス対策は口腔ケアも大事です

投稿日:2020年6月5日

カテゴリ:スタッフブログ

こんにちは。歯科医師の鈴木です。

緊急事態宣言が解除されほっとされた方も多いとおもいます。
しかし、世の中のインフルエンザなどのウイルスや細菌などが
すべてがなくなったわけではありません。私たちの身体は日々
そういった不安に晒されているのです。

歯科でいうと、虫歯菌、歯周病菌は常に口腔内に存在するのです。
ただ、不安になる必要はありません。
そのための免疫力が私たちの身体に備わり、自身が予防することが
できるのです。

どれだけの対策ができたかによって感染リスクが左右されるのです。

 日本歯科医学会連合の新型コロナウイルス感染症対策チームより
国民向けに以下のようなことが発せられました。

(「インフルエンザ予防と歯周病菌との関係」より考えられること)
要約すると、

1、口腔健康管理(口腔清掃)はウイルス感染への水際対策である
  口腔内を不潔にしていると、細菌のだす酵素がウイルスの侵入を促す
  歯周病の方は自身の口腔清掃と歯科医院によるプロフェッショナルケア
  が大事。

2、不潔なお口は腸内細菌のバランスを乱して全身の免疫力を弱める
  口腔内細菌が食道、胃を通って腸内にたどり着くことによって、
  全身の免疫力低下のリスクを上げる

3、お口が不潔だと肺炎のリスクも高まります
  食べ物や唾液が気管内に入ってしまう誤嚥のある方は誤嚥性肺炎と
  ともにウイルス性肺炎のリスクも高まる
  歯周病菌、炎症物質が血流に入り込むことによって全身に炎症を
  起こし、免疫が乱されウイルス感染による炎症を進みやすくする

4、コロナウイルスは口からもやってくる
  たくさんの論文からウイルス感染が口腔から始まるリスクを示唆
  している

手洗い、うがいに加えて、お口のセルフケアとプロッフェッショナル
ケアを心がけて下さい。

戸田公園 予防歯科を中心に、審美、入れ歯、インプラントの先進医療まで
丁寧なカウンセリングを大切にする街の歯医者さん「須藤歯科医院」

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