唾液腺について

投稿日:2021年8月6日

カテゴリ:スタッフブログ

こんにちは。歯科衛生士のたじまです。

オリンピックが始まりましたね。昨年開催予定からの延期もあり、
注目されてる方も多いと思います。活躍している日本人選手達の
姿を見て、元気をもらえますね。

子供達は夏休みになりましたが、例年とは違い、あまり
お出かけも出来ずに、我が家も家での時間を充実させるように
過ごしております。

さて、マスクをしているとお口が渇く、という方が増えていて、
唾液腺マッサージなどのお話も耳にすることと思います。

そこで今回は、唾液腺について、知っていただけたら、と思います。

まず、お口の中には唾液が分泌される出口が沢山あります。
その中でも大きな唾液腺が3つ、耳下腺、顎下腺、舌下腺があります。
主に唾液腺マッサージを勧められるのは、この3つの唾液腺を
刺激する方法です。

耳下腺は、耳の下あたりにある唾液腺で、この唾液腺が炎症を
起こすものとして、いわゆるおたふく風邪があります。
正式には、流行性耳下腺炎と言って、ウィルス感染の病気です。

多くの方が子供の頃に感染して免疫がついていたり、予防接種を
受けている方もいるかと思うので、耳にしたことがあると思います。
この唾液腺からは食事の時に1番多くサラサラとした唾液が
分泌されると言われています。

顎下腺からは、安静にしてる時、何もしていない時に沢山唾液が
分泌されます。
顎下腺の出口は下の歯の内側あたりにあり、病気としては、
唾石症というものがあります。

唾石症とは、唾液の中のカルシウムがたまってつまってしまう、
結石ができる状態です。

痛みや腫れが食事中に起こるという症状があります。
唾石のできる場所によって治療法は変わりますが、炎症が
強くなる前に対応することがおすすめです。

舌下腺は、ネバネバとした唾液が分泌されます。
下の前歯の裏側あたりに唾液腺の出口があるので、
下の前歯には歯石がつきやすいと言われています。

この他にも唾液腺の炎症は、口の中に常にいる菌によって
起こることもあります。
唾液の分泌が少ない時に起きやすく、急性のものでは、
膿が出たりすることもあります。

唾液腺の病気はあまり知られていないと思うので、定期的に
検診を受けて、チェックをすることが大切です。
コロナ禍で検診も先延ばしにしてしまいがちですが、お口の中を
綺麗にすることで免疫力も上がりますので、是非定期検診に
いらしてください。

お口の中を綺麗にして、暑い夏も乗り切りましょう。

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