歯科の金属アレルギーについて

投稿日:2016年7月9日

カテゴリ:スタッフブログ

こんにちは。歯科医師の宮本です。

暑い日が続いていますね。
みなさん、体調を崩されたりしていませんか?

今回は金属アレルギーについて、お話したいと思います。
最近、治りの悪い皮膚や粘膜の病気の原因として、歯科の治療で
用いられる金属に対するアレルギーが注目されています。

金属アレルギーは、同様にアレルギーといわれるアトピー性皮膚炎や
喘息とは、アレルギーを起こす機序が違います。

口の中の物で金属アレルギーを起こす可能性のあるものとしては、
被せ物の歯や、その土台に用いられる金属、義歯のバネや
中に入っている金属などがあります。

金属アレルギーの症状の例としては、舌にピリピリ感や痛みを
感じる舌炎、全身や手足に湿疹が出る、手のひらや足の裏に膿による
水ぶくれができて赤くなる掌蹠膿疱症などがあります。

金属アレルギーかどうかは、皮膚科や大学病院の口腔外科などで
パッチテストを行うことで判定できます。

パッチテストとは、アレルギーの原因となる金属や詰め物の
試薬を貼り、アレルギーの症状が出るか調べる方法です。
アレルギー症状に当てはまる金属があった場合は、その金属の
除去などの治療を行います。

このような症状にお困りの方は、是非ご相談ください。

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