30回噛んでいますか?

投稿日:2016年6月4日

カテゴリ:スタッフブログ

こんにちは。歯科衛生士の石井です。

6月に入り、いよいよ梅雨の時期がやってきました。
だんだん暑くなり、麺類等のど越しの良い物を好む方も多く
なってきたのではないかと思います。
いくらツルッとした麺類でも、飲み込むには「噛む」ことは欠かせません。

今日は「噛むこと=咀しゃく」についてのお話です。

「咀しゃく」とは口の中に入れた食べ物を歯で砕き、塊にして飲み込み
やすい状態にすることをいいます。「噛む」ことはただ飲み込む為
だけだと思われがちですが実はカラダにとってたくさん良いことがあるのです。

『咀しゃくの8大効用』といわれる言葉があります。
それは・・・「ひ・み・こ・の・は・が・いー・ぜ」です。

ひ:肥満予防    は:歯の疾病予防
み:味覚の発達   が:かん予防
こ:言葉の発音   いー:胃腸快調
の:脳の発達    ぜ:全力投球

近年では食品のソフト化傾向にあります。十分に咀しゃくせず
飲み込めてしまう為、咀しゃく力も低下し、顎の骨の発達不足や
虫歯、歯周病、顎関節症などの発症要因にもなっています。

テレビ等でよく「30回は噛みましょう」と言っていますが、大昔にいた
卑弥呼はなんと約4000回も噛んでいたそうです!
よっぽど硬い食物が多かったのでしょうか・・・。

さすがに4000回は多いですが、よく言われる「30回は噛むこと」
を目標にしてお食事してみましょう。
カラダに大きな影響を与える「咀しゃく」はとても大切なことなのです。

定期的に咬み合わせをチェックしていくことはとても大切です。
いつまでもおいしいものを食べられるよう、いつでもご相談くださいね。

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