酸蝕歯について

投稿日:2016年5月18日

カテゴリ:スタッフブログ

こんにちは。歯科衛生士の田﨩です。
先週は真夏日が続きましたね。暑くなるとジュースやさっぱりしたものを取る
機会が増えますよね。

しかし、ジュースの中には、実は歯にあまりよくないものもあるんです。
みなさん「酸蝕歯」という言葉を聴いたことがありますか?酸蝕歯とは食品に
含まれる酸で歯が溶けてしまう病気です。

歯が溶けると、歯質が薄くなり、歯がすり減ったり欠けたり穴が開いたりする
為、冷たい水がしみたり、噛んだ時に痛みを感じるようになります。
さらに、元々の虫歯は悪化しやすくなります。

虫歯は1本の歯からはじまりますが、酸蝕歯はお口の中全体で発症します。
では、酸蝕歯になりやすい飲食物には何があるでしょう。
酸性度の強い物ほど歯が溶けやすく、代表的な物には、炭酸飲料、お酢系飲料、
スポーツドリンク、栄養ドリンク、柑橘類の果物などです。

もちろんこれらの食品を摂ったからと言ってすぐに歯が溶けてしまうわけでは
ありません。
習慣的に毎日摂取したり、だらだらと飲んだり、長時間、酸を歯に触れ続ける
ことによって、歯が溶けていきます。

酸蝕歯にならない為には、もちろん酸性の食品を控えるのが一番ですが、
好きなものはなかなかやめられません。

酸性の食品を摂った後は、唾液を多く出して口の中を中和しましょう。
また硬い歯ブラシでごしごしとこすらず、少し時間を置いてからブラッシングを
することで、歯に与えるダメージを減らすことが出来ます。

そして、定期的に検診を受け、クリーニングをすることにより、歯質を強化し、
健康な歯を維持することが出来ます。

気になる症状のある方は是非検診にいらして下さい。

戸田公園 予防歯科を中心に、審美、入れ歯、インプラントの先進治療まで
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