お口の筋トレ始めませんか

投稿日:2024年10月30日

カテゴリ:スタッフブログ 未分類

こんにちは、歯科衛生士の田隝です。

厳しかった今年の夏もやっと終わり、秋の気配を感じます。
先日公園を散歩中に赤とんぼを見つけました。
秋の過ごしやすい日は少ないですが、外に出て体を動かして寒さに負けない
身体づくりをしていきたいです。

今回はお口の周りの運動について少しお話をしたいと思います。

 私たちは産まれてすぐに母乳やミルクを飲むことができます。
これは誰かに教えてもらうわけではなく吸啜反射、嚥下反射と呼ばれる、
本能的に備わっている反射が起きているのです。
この時、口唇を閉じたり舌が動くことで喉から胃のほうへと水分が流れていき
ます。
この反射は、離乳食が始まり少しずつ固形物を噛むことができていくと口唇や
舌の動きも発達して少しずつ変化していきます。
この時期以降、舌や口唇などの機能が正しく動かずお口の正常な発育成長が
妨害されてしまうと、つぎのようなことがおこります。

・あごの成長がアンバランスになり歯の萌出が遅れる。
・歯並び咬み合わせが悪くなる。
・口呼吸になる。
口呼吸はむし歯のリスクが上がったり免疫力の低下にも繋がります。
これらのことが起こると”口腔機能発達不全症”と診断されます。

口唇や舌が正常に動かせないと食べるスピードが速すぎたり遅すぎたり
食事のときに音を立ててしまいます。
またお口をぽかんと開けてしまったり滑舌が悪いというのも機能が正常に
発達していないことでおこります。

このような場合舌や口唇の力、動きを正常に成長発育させるためにトレーニング
を行います。
舌は筋肉の塊なので毎日意識をしてトレーニングすることで正しい位置、
動かし方ができるようになります。

子どものころに正しい舌の動きが身に付き、筋力をキープすることができると、
年齢を重ねたときにむせたり、誤嚥したりというリスクを減らせます。
お子さんの様子で当てはまるものや、気になることがあればご相談ください。

このトレーニングは子どもだけでなく大人の方がおこなっても効果があります。
親子で筋トレをして楽しく健康的な口元を目指しましょう。

戸田公園 予防歯科を中心に、審美、入れ歯、インプラントの先進医療まで
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