こどもの矯正 インビザファーストについて

投稿日:2023年2月24日

カテゴリ:スタッフブログ

こんにちは、矯正担当の中西です。厳しい寒さが続いていましたが、
日ごと暖かさを感じられるようになってまいりました。
春休みになりますと進級・進学を前に、お子さんの歯並び相談に
来院されるご家族が多くいらっしゃいます。

今回はインビザラインファースト=子供用のマウスピース矯正について
ご紹介します。
インビザラインという名称については、ご存じの方も増えてきているのでは
ないでしょうか。ご自身で着脱可能なマウスピースによる矯正装置で、
成人矯正においてはメジャーになってきています。

インビザラインファーストは、永久歯への生え変わり途中にあるお子さんにも
使用できる、マウスピース型矯正装置です。基本的に小児矯正における
最大の目的は、成長期を利用して骨格のバランスを整え、正常な発育を
促すことです。インビザラインファーストは歯を並べる装置であり骨格へは
作用しません。そのため、骨格へのアプローチが必要な場合は、従来どおりの
小児矯正装置が必要です。

しかしながら、前歯を並べることや歯列の幅を広げるといった動きには、
このインビザラインファーストが有効です。

従来の治療方法で使用する、歯の表面に貼り付けるブラケットと
ワイヤーは、装置が目立ち抵抗を感じるお子さんが多い傾向にあります。

また硬いものや粘着性のものを食べると外れやすく、粘膜を傷つけて
しまう等のトラブルが起きやすい。更に上顎・下顎の内側にワイヤーと
奥歯につけるバンド(輪っか状の金具)による装置を併用することがあり、
全体的に清掃が困難。といったデメリットがあります。

インビザラインファーストはほぼ透明の素材で目立ちづらく、食事や
清掃時は外すことができます。そのため、食べ物の制限はなく、
また口の中を傷つけるようなトラブルはほぼ起こりません。

従来の小児矯正では歯の移動方向によって装置を替えていくことがあります。
インビザラインは何種類もの装置の代わりとなることができるというのも
大きな特徴です。また取り外し可能な装置としてはコンパクトなタイプで、
他の装置に比べると違和感は少ないようです。

インビザラインファーストのデメリットとしては、適応期間が1年半と
限られているため、開始時期の見極めが必要なこと。
1日20時間の着用が必要なことが挙げられます。

特に使用時間20時間を達成するためには、学校での給食前後の着脱を
お子さん自身で管理できるかが大事なポイントです。

インビザラインファーストだけで小児矯正が可能な方もいれば、
従来の小児矯正装置と併用が必要な方、小児期においてはインビザラインの
適応にならない方など、ケースによってさまざまです。
 
矯正無料相談(初回のみ)もありますので、ご興味ありましたら
お気軽にお問い合わせください。

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