口腔筋機能障害(OMD)とは

投稿日:2018年9月8日

カテゴリ:スタッフブログ

こんにちは。矯正担当の中西です。

夏休み中は多くのお子さんが矯正相談にいらっしゃいました。
歯並びの悩みは人それぞれですが、不正咬合の原因として多い
ものは何かご存じでしょうか。

親御さんから、「自分も歯並びが悪く、それが遺伝してしまって
とお聞きすることが、よくあります。確かに遺伝も大きな要素ですが、
それを更に助長する。もしくは遺伝の要素はないのに不正咬合が発現
することがあります。

その原因として多いのが、口腔筋機能障害(Oral Myofunctional
 Disorders)です。
舌・口唇・頬など口腔周囲の筋肉の機能障害のことで、矯正歯科・
小児歯科では歯列に及ぶ筋圧の不均衡がおもな問題になります。
歯列はそれを取り巻く軟組織・筋肉の影響を受け、並んでいます。
口唇は外側から、舌は内側からそれぞれ歯列をサポートしています。

ですから、口がぽかんと開いていたり、舌が弛緩していると、これらの
筋圧のバランスが崩れてしまい、歯列形態に影響を及ぼします。

具体的な症状としては、開咬とよばれる上下前歯がかみ合っていない状態や、
空隙歯列等の不正咬合がみられることが多く、発音が不明瞭であったり、
食事中にくちゃくちゃと音を立てて食べる癖があったりします。

矯正科を訪れる方のOMDは、ほとんどの場合、口から栄養を取り入れることに
支障はなく、発音も多少舌足らずであっても、言葉が通じないということは
ないので、機能障害としては軽度の症状です。

そのため、自覚していない方がほとんどですが、正常な歯列を得ようとする
方にとっては重大な問題となります。

OMDは、他にも舌癖(Tongue Habit)舌突出癖(Tongue Thrust) 
異常嚥下癖(Abnormal Swallowing)という用語で使用されることも
あります。

この機能障害は、不正咬合の環境因子となるほか、矯正歯科治療後の後戻り
の原因、歯周病発生の要因、補綴物不適合の要因などの歯科的問題を
引き起こします。

食べ方が上手でなかったり、発音が舌足らずであったり、口がぽかんと
開いてしまうといった症状がある場合は、歯並びに影響がでてくる可能性が
高いので、気になる方はお気軽にご相談ください。

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