タバコの影響について

投稿日:2016年12月21日

カテゴリ:スタッフブログ

こんにちは。歯科衛生士の石橋です。

今年も残すところ、あと一週間程となりましたね。
皆様、今年はどんな一年だったでしょうか。今年を振り返り、
新たな年に向けて目標を立てる方もいらっしゃると思います。

ある情報によると、「お金を貯める」「プライベートを充実させる」
「仕事を頑張る」などの目標が多いそうですが、喫煙者の方の中には
「今度こそ禁煙をするぞ!」と決意している方もいらっしゃるのでは
ないでしょうか。

今回はタバコがお口の中に及ぼす影響について、お話していきたいと思います。

タバコが体に有害なことはよく知られていることですが、お口の中にも
悪影響を及ぼすことをご存じでしょうか。

一番分かりやすい影響は、歯や歯肉の着色です。
タバコを吸い続けていると、歯は黄ばんだり茶色く着色してきます。
また、歯肉も暗紫色や黒っぽく変化してしまい、清潔感のない見た目に
なってしまいます。

この変化はご自分の目で見て確認できるので、タバコの影響を
身近に感じられますね。

次に分かりやすいのが口臭でしょうか。
喫煙者の独特の口臭は、非喫煙者には不快な臭いです。

実はタバコの臭いだけでなく、有害物質の影響で唾液の分泌が抑制されて、
お口の中の細菌が繁殖してしまうので、口臭がきつくなってしまうのです。

このように自覚できるものもありますが、目に見えず、中々自覚できない
影響もあり、実はそれがとても怖いのです。

喫煙は歯周病を発症、進行させる危険性があります。
有害物質が血流を悪くし、歯肉に酸素や栄養を行き渡りにくくさせたり、
白血球など細菌から体を守る免疫細胞の働きを悪くし、病原菌に対する
抵抗力を弱めるので、歯周病に感染・進行しやすくさせてしまうのです。

また、歯肉の性質や治癒能力にも悪影響を及ぼすので、歯周治療の効果も
出にくくなります。
そして、口腔や咽頭のガンの発生率も高くなります。

着色などはクリーニングでキレイにすることが出来ます。
しかし、歯周病やガンは気付かずに進行することが多く、重症化してしまう
こともあります。

禁煙することにより、これらのリスクは低くすることが可能です。
ご自分や周りの大切な人を守るために、是非禁煙に前向きに取り組んで
いきましょう。

年末と言えば大掃除ですね。禁煙の第一歩として、お口の中もクリーニングで
大掃除して、スッキリ気持ち良く新しい年を迎えてみませんか。
もちろんタバコを吸っていない方もお待ちしております!

戸田公園 予防歯科を中心に、審美、入れ歯、インプラントの先進治療まで
丁寧なカウンセリングを大切にする街の歯医者さん「須藤歯科医院」

■ 他の記事を読む■