大活躍な唾液

こんにちは。歯科衛生士の石井です。
9月に入り、だんだんと涼しさが増し、秋だなと感じるようになりましたね。

暑さで食欲が減退していた方も、涼しくなり食欲が増してきたのでは
ありませんか？

今日は「食欲の秋」になってきたということで、食べる時にとても大切な
もののお話をしたいと思います。

食べる時に欠かせないもの、それは唾液です！
では、唾液がどのように活躍しているかご紹介したいと思います。

唾液は、唾液腺と呼ばれるところより分泌されます。
この唾液腺は、上顎・頬・舌など多くのところに存在します。
この唾液は一日になんと１～１．５Ｌも分泌されます。こんなに多いの？
と驚かれる方も多いかもしれませんね。

唾液の約９９％以上は水分であり、残りの１％に満たない中にミネラル等が
含まれており、お口の中を健康に保つための重要な役割を果たしています。

唾液の働きは、歯を守る緩衝作用、再石灰化作用などをはじめ、
消化、排泄に関する作用までと、お口から全身の機能の維持に
大きく関わっています。

ところがこの重要な唾液の分泌量が様々な要因により、極端に
少なくなってしまうと、口腔乾燥症といって、いろんなお口の中の
病気を引き起こしてしまうのです。

最近お口の中が乾燥しているな、と感じた時は、唾液の分泌量が
少なくなっていることが考えられます。
そのような時は水分をよく摂ることや唾液腺をマッサージ、
よく噛むことが効果的です。

待ちに待った食欲の秋。ぜひ唾液にも注目してみてください。

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